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皆様、こんにちは。
日旅マレーシア ソリューションビジネスセンター(以下、NTA MSBC)です。
毎月弊センターより、マレーシア現地最新情報や、NTA MSBCでの取り組みについてご紹介いたします。
NTA MSBCでは何ができる?その17:食品市場調査(餅菓子)
マレーシアでは、餅米を使った料理や菓子が広く親しまれており、民族ごとにさまざまなスタイルの餅文化が根付いています。そうした背景もあり、日本の餅菓子にも一定の親和性があり、現地でも徐々に受け入れられつつあります。
近年では、日系スーパーや専門店などで大福をはじめとする日本式の餅菓子が販売されるようになり、現地の嗜好に合わせたアレンジ商品も登場しています。
本レポートでは、マレーシアにおける餅菓子の市場動向について、現地調査をもとに概要をご紹介いたします。今後の展開を考えるうえでの参考となれば幸いです。
マレーシアをはじめとする東南アジア市場への進出をご検討中の企業様は、ぜひお気軽に当社までご相談くださいませ。
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今週の特集「食品市場調査(餅菓子)」 |
~ マレーシアで売れるための品目別マーケティング ~
餅菓子
モチ米はアジアでは広く食べられており、マレーシアでも「プル(Pulut)」と呼ばれ、うるち米と共に主食の一つになっています。日本のように搗いて粘りを出すことはなく、そのまま蒸したり茹でたりしておかずと一緒に食べたり、甘く味付けしてデザートにするか、あるいはモチ米粉(白玉粉)に加工した上で型に入れたり団子にしたりしてデザートとして食べることが多いです。
マレー系は伝統的に手を使って食べる習慣があるので、モチ米はこぼれにくいため食べやすいという点において好まれるようです。
ヤシの葉で包んでちまきのように作る「クトゥパ(Ketupat)」はうるち米でも作られますが、モチ米のものはウチワヤシの葉で水に漬けておいたモチ米を包んで茹でて作ります。(写真下)
「ルマン(Lemang)」は竹筒にモチ米とココナッツミルクをバナナの葉で巻いて入れて炭火で焼いたもので(写真下)、主にハリラヤ(断食月明け大祭)で食べられています。道路脇でルマンを焼いている光景は、ハリラヤ前のマレーシアの風物詩となっています。
総人口の約3割を占める華人もモチ米をよく食べます。「粽子」は本場中国では地方によってバリエーションがありますが、マレーシアでは主に中国南部のスタイルで、味付けしたモチ米と肉、卵などを竹の皮で包んで蒸して作ります。(写真下)
年羹(中華餅、写真下)は中国南部で旧正月に食べる縁起物の食べ物。甘い味付けがされて型に入れて作られており、切って中華鍋でさっとあぶって食べたりします。
「湯圓」は日本でいうところの白玉粉だんごで、茹で上げた後にシロップに入れて食べます。中に黒ゴマペーストを包んでいることも多いです。(写真下)
一番目にする餅菓子は「麻芝(ムアチー、写真下)」です。柔らかい白玉モチに蒸した後に砂糖とピーナッツ粉末をまぶしてあり、見た目や食感はきな粉餅に似ています。そのため人気のある日本食の餅にあやかろうとしてか「Mochi」と称して売っているケースも見かけます。
人気の大福、専門店も
上記のように華人を中心に元々餅に対する親和性が高い上、日本食や日本文化に対する人気が高まっているのを背景に、大福などの餅菓子も見かけるようになっています。
「ドン・キホーテ」などの日系食料品店では大福が売られており(写真下はいちご大福)、小豆餡のほかチョコレート餡や抹茶餡、クリーム入りといったバリエーションを持たせているのが特徴です。
様々な大福のアレンジは根強い人気があるようで、専門店まで登場しています。
写真下は高級ショッピングセンターに出店している「Mochi Sweets」。価格は一個3.50~4.00リンギ(105~120円)程度です。
スーパーやコンビニでも大福は「Mochi」という名称で売られています。フルーツフ
レーバーを付けたカラフルな色のものが人気のようです。
写真下は4個入りで4リンギ(120円)程度と安価です。
アイスも人気、ドリアン餡など地元ならではのものも
常夏ということもあってか、マレーシアでは日本の「雪見だいふく」に似たアイクリームをモチで包んだデザートも人気です。餡にドリアンペーストを使った地元ならではの物も人気です。
日本式の餅菓子の将来性は?
上記のようにマレーシアには元々類似するデザートがあることもあって、大福を代表する日本式の餅菓子は地元風にアレンジされながら受け入れられており、今後も市場が広がっていくと思われます。
日本で発売当時大ブームとなった「いちご大福」はマレーシアでも驚きをもって受け止められており、こうした日本ならではのユニークな発想に基づく餅菓子の新たな提案は、地元の餅菓子に埋没しない「日本独自の餅菓子」をアピールする上で重要になってくると思われます。
NTA MSBC活動レポート:東南アジア域内での危機管理訓練サービス造成
日頃より、日系企業様から東南アジアにおけるリスク対策強化に関するご相談をいただいております。中でも、駐在員や出張者の安全確保に対する意識の高まりから、実践的な危機管理訓練への関心が一層高まっている状況です。
アジア地域では、依然としてテロや誘拐といった重大リスクが存在しています。「万が一、自社社員が現地でテロに巻き込まれたら」「誘拐被害に遭ったら」――そうした緊急事態に備え、適切な対応ができる体制は整っておりますか。
企業としての「安全配慮義務の履行」や「企業信用・ブランドの毀損防止」は、極めて重要な責務です。すでに座学形式の危機管理講習を実施されている企業様も多いかと存じますが、実際のリスクを想定した“実践的な訓練”の機会は、依然として限られているのが現状です。
こうしたニーズを受け、テロおよび誘拐・拉致リスクを網羅し、実際に身体を動かして習得する半日完結型の訓練プログラムを造成いたしました!
本訓練は、現地フィリピンで30年以上の実績を持つ危機管理専門会社と連携し、座学と実技を組み合わせた半日完結型のプログラムです。万が一の事態においても、迅速かつ的確な初動対応が取れるよう、実際の状況を模したロールプレイを通じてご体験いただきます。
テロ・誘拐対策実地訓練 in フィリピン(全4時間)
【提供プログラム概要】
(1) 座学:テロ・誘拐リスク概論(80分)
1. テロリズム
・テロ現場での対処方法・予防策
・組織としてのテロ対策
2. 誘拐・拉致
・誘拐・拉致対策および対処法
・組織としての誘拐・拉致対策
(2) 実技1:テロリズム対策フィールド型訓練(80分)
・爆発テロ、銃撃犯、刃物犯襲撃ロールプレイ
・緊急時の医療手段(身の回りのものを利用した応急処置)
(3) 実技2:誘拐・拉致対策フィールド型訓練(80分)
・誘拐犯襲撃・拘束・尋問ロールプレイ
■ 対象者:日系企業 海外駐在員・管理者
■ 開催地:フィリピン・マニラ市内
■ 使用言語:英語(可能な限り簡易な英語で実施)※1
■ 所要時間:4時間 ※2
■ 最少催行人数:10名 ※3
■ 参加費用:お一人様あたりUSD700-
※1・・・ご希望に応じて通訳手配可能です。
※2・・・訓練時間・内容は個社毎のご要望に応じて調整可能です。
※3・・・10名未満での実施をご希望の場合は別途ご相談ください。
【訓練実施会社】
Philippines Strategic Associates
30年以上の実績を有するフィリピンの危機管理専門会社。東南アジア全域における豊富な知見とリソースを活かし、ビジネスインテリジェンス(BI)、リスクアセスメント、訴訟支援、サイバーセキュリティ対策など幅広いサービスを提供。コンサルタント陣は、政府機関・特殊部隊・報道・経営コンサルなどの専門家で構成される。
開催にあたっては、訓練言語やプログラム内容のカスタマイズも可能ですので、個社ごとの課題や方針に応じたご提案が可能です。
マレーシアでの市場調査に加え、当地および東南アジア地域への進出や事業運営に伴う危機管理に関するご相談・コンサルティングも承っております。
マレーシアをはじめとする東南アジアにおける駐在員の安全管理体制の強化をご検討中の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
テロ・誘拐対策実地訓練 in フィリピンのご案内