日旅マレーシア ソリューションビジネスセンター 月刊レター【Vol.10】

月刊レポート

日本人が移住したい国No.1!

マレーシアに関する案件なら、

何でも日旅マレーシア ソリューションビジネスセンターにお任せ!

皆様、こんにちは。

日旅マレーシア ソリューションビジネスセンター(以下、NTA MSBC)です。

毎月弊センターより、マレーシア現地最新情報や、NTA MSBCでの取り組みについてご紹介いたします。

NTA MSBCでは何ができる?その9:食品市場調査(新規市場開拓)

食品市場では、消費者の健康意識や環境配慮意識の高まりから、日々トレンドやニーズが変化しております。

マレーシア当地に既に進出している大手日系食品企業でも、日本産食品の品質やムスリム対応をアピールするだけでは、現地の方の生活に定着とまではいかず、苦戦している様子も見受けられます。

当社なら当地食品企業または消費者のニーズを捉え営業サポートが可能でございます。

是非お気軽にお申し付けください!

 

実例はこちら↓↓↓

急成長するベジタリアン・ヴィーガン市場

近頃日本でも「代替肉」「ベジタリアン・ヴィーガン」に関連するニュースを見かける機会が増えてきましたが、マレーシアの場合はどうなのでしょうか。
マレーシアでのベジタリアン・ヴィーガン市場の動向についてまとめました。

 

■ マレーシアでの日本産ベジタリアン・ヴィーガン食品の販売見込み

マレーシア人の日本食やアニメをはじめとする様々な日本文化に対する人気は、年々高くなっています。

日本への憧れは必然的に日本文化へも向かうことになり、結果的に日本食人気を醸成するに至っています。日本食はヘルシー・安全と認識されており、 日本製品への信頼を背景に、日本製のベジタリアン・ヴィーガン食品は一定の評価を得られると考えられています。

新型コロナウイルス「Covid-19」発生以来、多くの業種がコロナに伴う景気悪化の影響を受けていましたが、これに対して、ネット関連ビジネス・ECサイト販売等、恩恵を受けた業種もあります。また、中・高所得者層を中心に、余暇・レジャーに費やしていた予算を外食や高級食材・健康食品の購入に費やす傾向にあります。

 

■ マレーシアでの民族ごとのベジタリアン事情

マレーシアは多民族国家であり(マレー系69%、中華系23%、インド系7%)、宗教も文化も異なります。

マレー系の多くはイスラム教徒であるため、アルコールや豚由来成分が入った食品は、イスラ ムの戒律に則っていないとして摂取出来ません。またアルコールや豚由来成分が入っていなくても、 ハラル(イスラムの戒律に則った)認証を取得していない商品は買い控える人達もいます。

また、犠牲祭などでは供物や与えられた食品を分け合う習慣がある為、個人的な理由を除いて、ベジタリアンやヴィーガンを志向する層は非常に少数となっています。

中華系には仏教、キリスト教、道教を信仰する人々が多く、比率的には多くなはいものの、敬虔な仏教徒の中にベジタリアンがいます。この為、五葷(ごくん)(ネギ・ニンニク・ニラ・ラッキョウ・ア サツキ(ワケギ))を使用しない中華系仏教徒向け製品を扱う市場も存在します。 この他、高所得者を中心に健康志向・環境問題などを理由にベジタリアンやヴィーガンを志向する層も一定数存在します。

ベジタリアン比率が最も高いのがインド系です。本場インドの飲食店のように「ノンベジタリアン」と「ベジタリアン」で食べる場所まで分けている飲食店は少ないものの、ベジタリアン向けレストラン・メニューが多数存在します。

 

■ マレーシアのベジタリアン・ヴィーガン専門店

レストラン検索サイト「HappyCow.net (https://www.happycow.net/)」によると、ベジタリアン向けレストラン数は、首都クアラルン プールは260カ所、ペナンは222カ所、ジョホールバルは131カ所となっています。

ベジタリアンのための情報サイト「Veggie Vagabonds (https://veggievagabonds.com/)」では、マレー系・中華系・インド系の全レストランで、ベジタリアン専門店でなくても「肉抜き」が注文可能となっています。

店舗販売を行なっている健康食品専門店チェーンとしては、ベジタリアン食品やオーガニック食品を取扱い、ベジタリアンレストランも併設しているBMS Organicsが挙げられます。BMS Organicshttps://www.bmsorganics.com/)はクアラルンプール首都圏を中心に中・高所得者層向けに多数展開しています。BMS Organics以外は大手は少なく、ほとんどは小規模専門店となっています。

 

■ 売り込み先として適切な業界

マレーシアにおけるベジタリアン・ヴィーガン食品の販路は、飲食店を含む健康食品専門店や一部のドラッグストア、小売店、通信販売に限定されます。なお、ヴィーガンメニューを用意している飲食店が少ないことから、現時点では、飲食店等への業務用より小売り用の方が市場は大きいと考えられます。

小売り用の場合は、ベジタリアン・ヴィーガン食品を扱う専門店・健康食品店の他、日本産食品の取り扱いが多く知識が豊富なマレーシアの輸入卸売業者に任せるのが常道です。

ヴィーガン製品も基本的には日本産食品になりますので、現在日本産食品を取扱っているマレーシアの輸入卸売業者がポテンシャルのある取引候補先となります。

マレーシアで既に売られている他国産のベジタリアン・ヴィガン製品とは違った「差別化出来るセールスポイント」(原材料が100%日本産等)を明確にし、アピールすることが重要です。

 

NTA MSBC活動レポート:JACTIM工業部会における自社PR

今月はマレーシア日本人商工会議所(JACTIM)の定例部会にて自社PRをさせていただく機会がございました。

JACTIMには多くの日系企業様が参加されており、新たなネットワークを広げたり、アイデアも得られる場でもあります。

このネットワークを活用して営業サポートの可能でございますので、是非お気軽にお問い合わせください。

 

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