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皆様、こんにちは。
日旅マレーシア ソリューションビジネスセンター(以下、NTA MSBC)です。
毎月弊センターより、マレーシア現地最新情報や、NTA MSBCでの取り組みについてご紹介いたします。
1. NTA MSBCでは何ができる?その26:各州の特徴と魅力発信【ペナン州編①】
マレーシアは大型観光キャンペーン「Visit Malaysia 2026」を掲げ、アジアにおける観光・教育拠点としての国際的な注目度が高まっています。
その中でも、マレーシア北西部に位置するペナン州(Pulau Pinang)は、「歴史」「多文化」「美食文化」「リゾート」という複数の魅力を併せ持つ、同国を代表する文化都市です。
本レポートでは、ペナン州の基本的な地域構造や歴史的背景を整理したうえで、現地ならではの特色と、訪問時にぜひ注目していただきたいポイントをご紹介いたします。
| 今月の特集「各州の特徴と魅力発信【ペナン州編①】」 |
■ 地域の基本構造を知る


ペナン州は、マラッカ海峡に面するマレー半島北西部の沿岸州であり、
・ペナン島(Pulau Pinang)(写真左側)
・マレー半島側のスブラン・プライ(Seberang Perai)(写真右側)
の2地域から構成されています。
州都はペナン島北東部に位置するジョージタウン。18世紀後半に英国東インド会社によって開港された港町であり、現在もマレーシア有数の歴史都市として知られています。
◎ 人口・面積
・人口:約174万人(2020年国勢調査)
・面積:約1,048㎢(東京都23区の約1.7倍)
・人口密度が高く、都市機能・住宅・観光地がコンパクトに集約された都市構造
首都圏のような拡散型都市ではなく、短距離移動で生活が完結しやすい点が特徴で、短期滞在者・長期滞在者双方にとって利便性の高い環境が整っています。
◎ 民族構造
・中華系:約45%
・ブミプトラ(マレー系含む):約42%
・インド系:約10%
・その他少数民族 など
マレーシア国内でも中華系人口比率が高い州のひとつであり、州内の商業エリアや旧市街では中華系住民の存在感が比較的強い傾向があります。
ペナン島内では、歴史的に形成された居住エリアが現在も一定程度維持されており、ジョージタウン旧市街では中華系コミュニティ、バリクプラウ周辺ではマレー系住民、リトルインディア地区ではインド系住民が多く見られます。
そのため、街区ごとに使用言語、店舗の業種構成、飲食店のメニュー構成、宗教施設の分布に明確な傾向が見られ、都市内部に細やかな文化的ゾーニングが存在しています。
◎ 宗教構造
・イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など
・モスク、仏教寺院、ヒンドゥー教寺院、教会が徒歩圏内に点在するエリアも多い
特に、東南アジア最大級の仏教寺院として知られる極楽寺は、ペナン州を象徴する宗教・文化的ランドマークのひとつです。
◎ 使用言語
・公用語:マレー語
・日常会話:英語、中国語(福建語・マンダリン)、タミル語
・特に英語は行政・教育・医療・ビジネスで広く使用
ペナンでは、中華系住民の間で福建語(Penang Hokkien)が日常言語として現在も広く使われています。これは中国福建省からの移民の歴史を背景とするもので、他州の都市部ではマンダリンが主流化しているのに対し、ペナンでは方言が比較的強く残っている点が特徴です。
行政や高等教育、医療機関では英語対応が標準的であり、外国人滞在者にとっても言語面での障壁は比較的低い地域といえます。
◎ 気候
・熱帯気候(年間平均気温:約30~32℃)
・年間を通じて気温差が少なく、比較的安定した気候
・短時間のスコールが頻発するものの、季節により降水パターンには差があります
市街地からアクセス可能な高原地帯「ペナンヒル」では、市内より気温が低く、避暑地としても親しまれています。
◎ 交通・アクセス
・ペナン国際空港を擁し、クアラルンプールや近隣アジア都市と直結
・ペナン島と半島部は2本の橋で接続
・島内移動は自家用車・バイク・バス・Grabが中心
・首都クアラルンプールからは飛行機で約1時間、車・バスで約4~5時間、ETS(高速鉄道)でButterwoth駅まで約約4時間、その後橋またはフェリーで島へ移動可能
観光エリアはジョージタウンを中心に比較的集中しており、2~3日間の滞在でも主要エリアを概ね回遊可能です。
◎ 経済・産業構造
・電子・電気(E&E)産業の集積地
・半導体関連製造・後工程(アセンブリ・テスト)拠点
・医療機器・精密機器分野の製造
・観光業(世界遺産・ビーチ・食文化)
・ペナン港を中心とした物流・港湾機能 など
ペナン州経済の中核は、1970年代以降に形成された電子・電気産業です。特にバヤンレパス工業地区を中心に、半導体の組立・検査工程、電子部品、精密機器製造などの拠点が長年にわたり集積してきました。外資系企業の進出を契機にサプライチェーンが発達し、現在も州内製造業の重要な柱となっています。
また、世界遺産地区を有するジョージタウン、ビーチリゾート、高原地帯などが国内外からの旅行者を集めています。飲食店の層も厚く、州内消費経済を下支えしています。
さらに、ペナン港は北部マレー半島の物流拠点として機能しており、工業製品の輸出入を支える基盤となっています。
◎ 小噺:港町ペナンの成り立ち
ペナンの発展は、1786年に英国東インド会社のフランシス・ライトがこの地を拠点としたことに始まります。当時、英国はインドと中国を結ぶ交易ルートの確保を進めており、マラッカ海峡沿いに安定した寄港地を必要としていました。天然の良港を有するペナン島は、その戦略的拠点として選ばれ、自由港(Free Port)として開放されます。
この自由港政策により、関税が抑えられたことで交易が活発化し、中国南部やインド亜大陸から商人や労働者が流入しました。港周辺には商業地区と居住地が形成され、現在のジョージタウンの基盤が築かれました。
19世紀に入ると、マレー半島内陸部でのスズ採掘や、その後のゴム産業の拡大を背景に、ペナン港は主要な輸出拠点として機能します。湾岸施設の整備とともに商業活動が拡大し、植民地行政機能も集積しました。この時期に建設されたショップハウス(商住一体型建築)、英国植民地様式の公共建築、中国系寺院、ヒンドゥー寺院などは現在も旧市街に残されています。
第二次世界大戦期には日本軍占領を経験し、その後マレーシア独立を経て経済構造は変化しましたが、湾岸都市としての役割は継続しました。
2008年には、ジョージタウンの歴史地区がユネスコ世界遺産登録され、東西交易の港町として発展した歴史ある都市として、国内外の観光客を魅了し続けています。
■ おすすめ観光先・訪問先13選【Pulau Pinang編】
ペナン州は、ペナン島(Pulau Pinang)と本土側のSeberang Peraiの2地域から構成されています。
今月はそのうち、観光の中心地として広く知られるペナン島(Pulau Pinang)に焦点をあて、世界遺産地区ジョージタウンをはじめ、宗教建築、華人文化、自然、ビーチ、アート、食文化など、島内に凝縮された見どころをご紹介いたします。徒歩で巡れる旧市街から海岸リゾートまで、短期滞在でも密度の高い体験が可能です。
(1) ジョージタウン世界遺産地区(George Town Heritage Area)



Photo by: AwayGoWe
ペナン州都ジョージタウンの旧市街は、2008年に「Melaka and George Town, Historic Cities of the Straits of Malacca」としてユネスコ世界遺産に登録された歴史地区です。1786年に英国東インド会社がこの地を拠点とし、自由港として発展したことを背景に、中国系商人やインド系商人など多様な移民が集まり、商業都市として形成されました。英国植民地様式の行政建築、中国系ショップハウス、ヒンドゥー寺院、モスク、教会が比較的近接したエリアに集まっています。
特にアルメニアン・ストリート周辺には、保存状態の良い細長いショップハウスが連なり、1階が店舗、2階が住居という伝統的な商住一体型建築を現在も見ることができます。近年はカフェやギャラリー、ブティックホテルとしての再活用も進み、歴史的景観と現代的商業の共存がみられます。
💡豆知識:
ジョージタウンは、マラッカとともに「マラッカ海峡の歴史都市群」として世界遺産に登録されています。特にペナンでは華人商人による建築様式や宗祠(Clan House)の存在感が強い点が特徴です。
⚠️注意事項:
① 観光客が集中するエリアのため、スリ・置き引きなどの軽犯罪リスクがあります。リュックは前掛けにする、貴重品は分散管理するなど基本対策を推奨します。
② 旧市街は一方通行道路が多く、狭い路地でもバイクや車両が通行します。歩行中の車両接触リスクに留意してください。
③ 日中は高温多湿となるため、熱中症対策(帽子・水分補給)が必須です。
④ 豪雨時は一部道路で局所的な冠水が発生することがあります。スコール後の移動には注意が必要です。
(2) 極楽寺(Kek Lok Si Temple)


Photo by: 当社職員からの画像提供
所在地:Kek Lok Si Temple, Air Itam, 11500 Penang
極楽寺(Kek Lok Si Temple)は、1890年に福建省出身の僧侶・妙蓮(Beow Lean)によって建立が始まった大規模仏教寺院です。華人商人層の寄進により拡張が続けられ、現在ではペナン島最大級の仏教寺院群として山腹一帯に広がっています。
境内には七層構造の万仏塔(Ban Po Thar)、高さ約30mを超える観音像、祈祷堂、回廊、亀池などが配置されており、中国南部建築様式を基調としながらも、タイやビルマ様式の影響も見られます。
旧正月期間には境内全体が数千の灯りでライトアップされ、国内外から多くの参拝者が訪れます。
💡豆知識:
万仏塔は下層が中国様式、中層がタイ様式、上層がビルマ様式と、地域文化の影響が色濃くみられます。
⚠️注意事項:
① 寺院は山腹の傾斜地に広がっており、階段・坂道が多く滑りやすい箇所があります。雨天時は特に転倒リスクに注意してください。
② 参拝客が集中するエリアでは、軽犯罪(スリ・置き引き)の報告もあります。貴重品管理に留意してください。
③ 敷地内は宗教施設であるため、露出の多い服装は避けるのが望ましいです。
④ 野生の猿が出没することがあり、飲食物やビニール袋を見せないことが推奨されます。
(3) ペナンヒル(Penang Hill / Bukit Bendera)

Photo by: Malaysia Travel Guide
所在地:Jalan Stesen Bukit Bendera, 11500 Air Itam, Pulau Pinang
ペナンヒル(Bukit Bendera)は、標高約833mに位置する高地で、19世紀後半より英国植民地行政官の避暑地として利用されました。低地部と比べて気温が数度低く、比較的涼しい気候環境から、当時はコロニアル住宅や官邸が建設されました。
現在はケーブルカー(Penang Hill Funicular Railway)により、山麓駅から山頂まで約10分で到達可能です。鉄道は1923年に開業し、東南アジアでも歴史のある山岳鉄道のひとつとされています。2010年には全面改修が行われ、現在は近代的な車両で運行されています。
山頂には当時のコロニアル建築のほか、展望デッキや自然遊歩道が整備されており、晴天時にはジョージタウン市街地、マラッカ海峡、対岸のセベラン・プライまでを一望できます
💡豆知識:
「Bukit Bendera」はマレー語で「旗の丘」を意味します。英国統治時代、信号旗を掲げて船舶との通信を行ったことが名称の由来とされています。
⚠️注意事項:
① 山頂は天候が変わりやすく、突然の豪雨や濃霧が発生することがあります。視界不良時は足元に注意が必要です。
② 展望デッキや自然遊歩道では、柵のない箇所や傾斜地があります。写真撮影時の転倒・転落リスクに留意してください。
③ 野生の猿が出没することがあり、飲食物や手荷物を狙われるケースがあります。ビニール袋を見せないことが重要です。
(4) バトゥ・フェリンギ(Batu Ferringhi)

Photo by:The Travel Intern

Photo by: Loka.my
所在地:Batu Ferringhi Beach, 11100 Batu Ferringhi, Pulau Pinang
バトゥ・フェリンギは、ペナン島北西部に広がる代表的なビーチリゾートエリアです。1970年代以降に本格的な観光開発が進み、現在ではペナン島内でも最大規模のリゾートホテル群が集積しています。
白砂のビーチが緩やかに弧を描き、日中はパラセーリングやジェットスキーなどのマリンアクティビティが行われています。夕刻にはマラッカ海峡に沈む夕日が望め、海沿いにはシーフードレストランやカフェが点在しています。夜間には通り沿いでナイトマーケット(曜日・時期により開催)が開かれ、観光客向けの雑貨、衣料品、ローカルフードなどが並びます。
💡豆知識:
地名の「Ferringhi」は、かつてこの地に来航した欧州人を指す言葉に由来するとされ、歴史的にも外国船の寄港地であったことがうかがえます。
⚠️注意事項:
① 海峡は穏やかに見える日でも、離岸流(Rip Current)が発生する場合があります。遊泳前に現地の警告表示を確認してください。
② モンスーン期(特に北東モンスーン時期)には、波浪が高くなる日があります。遊泳制限が出る場合もあります。
③ マリンスポーツ利用時は、ライフジャケット着用を徹底し、運営事業者の安全基準を確認してください。
④ ナイトマーケットや観光客集中エリアでは、スリ・置き引きのリスクがあります。
⑤ 沿岸道路はカーブが多く、夜間は街灯が少ない区間もあります。歩行時・車両移動時は特に注意してください。
⑥ 一部エリアでは野良犬の目撃情報もあります。刺激しないよう距離を保ってください。
(5) クラン・ジェッティ(Clan Jetties)

Photo by: Wanderwithwonder.com
所在地:Pengkalan Weld, George Town, 10300 Penang
クラン・ジェッティは、ジョージタウン港湾沿いに広がる中国系移民による水上高床式集落です。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、中国南部から渡来した港湾労働者や荷役関係者が、姓(Clan)ごとに桟橋上へ居住区を形成したことが始まりとされています。代表的な「Chew Jetty(周氏)」では、木造の桟橋の上に住宅が連なり、内部には小規模な祠堂や土産物店、カフェなども併設されていますが、現在も実際に住民が生活しています。
建物は海上に杭を打ち込んで建設され、潮位の変化を受けながら独自のコミュニティが維持されてきました。都市の再開発や港湾機能の変化により一部は姿を消しましたが、現在は歴史的景観の一部として保存対象となり現在に至っています。
💡豆知識:
姓ごとに形成された背景には、同郷・同族ネットワークによる相互扶助の仕組みがありました。仕事の紹介や住居確保、生活支援などがコミュニティ単位で行われていたとされています。
⚠️注意事項:
① 現在も住民が生活している区域です。私有地や住宅内部への立ち入り、無断撮影は控えてください。
② 満潮時や悪天候時には、強風や高波の影響を受ける場合があります。
③ 木造桟橋は老朽化している箇所もあり、雨天時は滑りやすくなります。転倒に注意してください。
(6) リトルインディア(Little India, Penang)

Photo by: Island City Hotel

Photo by: George Town World Heritage
所在地:Lebuh Pasar, George Town, 10450 George Town, Penang
ジョージタウン中心部に位置するインド系商業地区で、19世紀以降、南インド系移民が集住したエリアで、現在もスパイス店、サリー専門店、宝飾店、伝統菓子店などが軒を連ねています。地区の象徴的存在が、1833年創建とされるSri Mahamariamman Temple(スリ・マハマリアマン寺院)です。色鮮やかな装飾が施されたゴープラム(塔門)が目を引き、現在も地域住民の信仰の中心となっています。
飲食店ではバナナリーフカレーや南インド料理を提供する店が多く、昼食時には地元客で賑わいます。
💡豆知識:
ヒンドゥー教の祭礼(特にディーパバリやタイプーサム関連行事)時には、通り全体が花飾りや照明で装飾されます。
⚠️注意事項:
① 一般道路であり、車両・バイクの往来が多いエリアです。歩行時は交通に注意してください。
② 昼食時間帯や祭礼時は人出が増え、スリ・置き引きのリスクが高まります。
③ 寺院訪問時は、肌の露出を避けた服装を心がけ、靴を脱ぐ必要があります。
(7) チョンファッツィー・マンション(Cheong Fatt Tze – The Blue Mansion)

Photo by: mypenang.com

Photo by: onpenang.com
所在地:14 Leith Street, George Town, 10200, Penang
チョンファッツィー・マンションは、19世紀末(1890年代)に華人実業家チョン・ファッツィー(張弼士)によって建設された邸宅です。インディゴブルーに塗られた外観から「ブルーマンション」として広く知られています。
建築は中国南部の伝統様式を基調としながら、ヨーロッパ建築やアールデコ様式の要素を取り入れた折衷様式で設計されています。中庭(ライトウェル)構造や通風設計など、熱帯気候に適応した建築技術も見られます。
1990年代に伝統工法を用いた大規模修復が行われ、2000年にはUNESCO Asia-Pacific Heritage Awardを受賞。現在はブティックホテル兼博物館として運営されており、時間指定のガイドツアーにより内部見学が可能です。
💡豆知識:
チョン・ファッツィーは東南アジアで広範な事業を展開し、「東洋のロスチャイルド」とも称されました。また清朝の外交官としても活動し、当時の華人社会に大きな影響を与えた人物です。
⚠️注意事項:
① 内部見学は時間指定のガイドツアー制で、事前予約が推奨されます。
② 歴史的建築のため、段差や急な階段がある箇所があります。足元に注意してください。
③ 観光客集中時間帯は入口周辺が混雑するため、スリ対策を含めた基本的な貴重品管理を推奨します。
(8) カピタン・クリン・モスク(Kapitan Keling Mosque)

Photo by: Buletin Mutiara
所在地:14, Jalan Buckingham, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang
カピタン・クリン・モスクは、1801年に南インド系ムスリム商人コミュニティによって創建された歴史的モスクです。「Kapitan」は当時のコミュニティ指導者を指す称号であり、植民地期におけるムスリム商人の社会的地位を示しています。現在の建物は1910年代に再建されたもので、白いドームとミナレットが特徴的です。ジョージタウン旧市街の宗教建築群の中でも目を引くデザインです。
礼拝時間外であれば内部見学が可能で、イスラム文化やモスクの役割についての簡単な説明を受けることもできます。
💡豆知識:
周辺にはスリ・マハマリアマン寺院(ヒンドゥー教)、観音亭(中国仏教寺院)などが近接しています。
⚠️注意事項:
① 礼拝時間中は見学できません。訪問前に礼拝時間を確認することが推奨されます。
② 見学時は肌の露出を避けた服装が必要です(ローブ貸出あり)。
③ 宗教施設周辺は観光客が集中する時間帯があり、軽犯罪リスクへの基本的対策が必要です。
④ 政治・宗教関連の話題については、現地の文化的配慮をもって行動することが重要です。
(9) ESCAPE ペナン(ESCAPE Penang)


Photo by: Pelago
所在地:828, Jalan Teluk Bahang, Teluk Bahang, 11050 Tanjung Bungah, Pulau Pinang
世界遺産地区ジョージタウンとは対照的に、思いきり体を動かしたい方に人気なのがESCAPE Penangです。Teluk Bahangの自然豊かなエリアに位置するアウトドア型テーマパークで、熱帯雨林の地形を活かした設計が特徴です。施設は大きく「Adventureplay(アドベンチャー系アクティビティ)」と「Waterplay(ウォーターエリア)」に分かれ、ジップライン、ロープコース、クライミング、ウォータースライダーなど、幅広い年齢層が楽しめる設備が整っています。
特に目玉となるのが、全長約1,111mとされるチューブ型ウォータースライダーで、ギネス世界記録に認定されたことでも知られています。
💡豆知識:
ESCAPEは「デジタルデトックス」をコンセプトの一つとして掲げ、子どもから大人まで屋外で体を使って遊ぶ体験を重視しています。
⚠️注意事項:
① 屋外施設のため、高温多湿環境での長時間活動による熱中症リスクがあります。こまめな水分補給を行ってください。
② 濡れた足元は滑りやすく、転倒事故が発生しやすい環境です。適切な履物を着用してください。
(10) エントピア(Entopia by Penang Butterfly Farm)


Photo by: Entopia

Photo by: mypenang.gov.my
所在地:830 Jalan Teluk Bahang, 11050 Penang, Malaysia
ESCAPEのすぐ近くにあるのが、蝶と昆虫の自然体験施設「Entopia」です。1986年に開園したペナン・バタフライファームを前身とし、2016年に現在の形へとリニューアルされました。大きなドーム型温室の中には、色とりどりの蝶が放たれており、植物に囲まれた通路を歩いていると、肩や腕に蝶が止まることもあります。展示ケース越しではなく、同じ空間の中で観察できるのが特徴です。
屋内エリアでは、昆虫の生態や成長過程、環境保全に関する展示もあり、子ども連れの来訪も多く見られます。ジョージタウン観光とはまた違った、自然に触れる時間を過ごせる場所です。
💡豆知識:
ESCAPEとエントピアは同じTeluk Bahangエリアにあり、アクティビティと自然体験を組み合わせた半日プランも可能です。
⚠️注意事項:
① 温室内は高温多湿環境となるため、長時間滞在時は体調管理に留意してください。
② 昆虫に触れることが可能なエリアもありますが、過度な接触や捕獲は禁止されています。
③ 床面は湿気や散水により滑りやすい箇所があります。転倒リスクに注意してください。
(11) バリク・プラウ(Balik Pulau)


Photo by: mypenang.gov.my
ジョージタウン中心部から車で約30〜50分。山を越えた先に広がるのが、島西側の農村エリア「Balik Pulau」です。市街地の喧騒とは対照的に、水田や果樹園、伝統家屋が点在し、よりローカル色の濃い景観が広がっています。島内でありながら、ペナンの原風景に近い雰囲気を感じられる地域です。
特に有名なのがドリアン農園。収穫期(例年5〜8月頃)には農園直売が行われ、Musang Kingをはじめとする品種をその場で味わうことができます。また、ナツメグやクローブなど、かつての交易作物の栽培の名残も見られます。
💡豆知識:
「Balik Pulau」はマレー語で“島の裏側”を意味し、地理的にもジョージタウンの反対側に位置しています。
⚠️注意事項:
① 公共交通は本数が限られており、車または配車サービス利用が現実的です。帰路の交通手段を事前に確保することが望まれます。
② 山越え道路はカーブが多く、雨天時は路面が滑りやすくなります。
③ ドリアン農園訪問時は、落果や殻による転倒・頭部負傷リスクがあります。指定区域外に立ち入らないよう注意してください。
④ 農園ではハチや蚊などの昆虫刺咬リスクがあります。
⑤ 携帯電話の電波が弱いエリアもあり、単独行動時は注意が必要です。
(12) ストレイツ・キー(Straits Quay Marina)

Photo by: mypenang.gov.my

Photo by: penangceachhotels.com
所在地:Straits Quay, Jalan Seri Tanjung Pinang, Tanjung Tokong, 10470 Penang
ストレイツ・キーは、Tanjung Tokongエリアに位置するマリーナ併設型のウォーターフロント施設です。ヨットハーバーを中心に、レストラン、カフェ、ショップが並び、海沿いをゆっくりと散策できます。
世界遺産地区の歴史的街並みとは対照的に、比較的新しい都市開発エリアであり、観光客だけでなく長期滞在者や居住者層の利用も多く見られます。夕暮れ時にはマラッカ海峡を望む落ち着いた眺めが広がります。
💡豆知識:
周辺一帯は近年の住宅開発が進む地域で、高層コンドミニアムや商業施設が集積しており、現在のペナンにおける都市拡張の一端を感じられるエリアでもあります。
⚠️注意事項:
① 海辺の遊歩道では、強風時に転倒や帽子・小物の飛散リスクがあります。
② マリーナ周辺は柵の低い箇所もあり、小さなお子様の転落防止に留意してください。
③ 夜間は比較的静かなエリアとなるため、単独行動や暗所での長時間滞在は避けることが望まれます。
④ 駐車場利用時は、車上荒らし対策として車内に貴重品を残さないよう注意が必要です。
(13) ペナン・ストリートフード体験(Hawker Centre巡り)

Photo by: tripsavvy.com
ペナンは“食の都”と呼ばれることも多く、屋外型のホーカーセンター(屋台街)が島内各地に点在しています。ジョージタウン中心部だけでなく、住宅地周辺にもローカル向けのフードコートがあり、地元住民の日常生活に食文化が深く密着しています。
代表的な料理には、チャークイティオ(炒め米麺)、ペナン・アッサムラクサ、ナシカンダールなどがあり、いずれも地域色が色濃く残っています。特にアッサムラクサは、タマリンドの酸味を効かせたスープが特徴で、ペナンを代表する名物料理として知られています。
夕方以降は地元客でにぎわう屋台も多く、テーブルを囲む家族や仕事帰りの人々の姿が見られます。観光客向けレストランとは異なり、より生活に近い食体験ができるのがホーカーの魅力です。
⚠️注意事項:
① 店舗により衛生管理水準に差があります。地元客で混雑している店舗を選ぶことが一つの目安となります。
② 調理済み食品は高温多湿環境下で傷みやすいため、長時間放置された料理の摂取は避けることが望まれます。
③ 辛味や香辛料が強い料理も多く、胃腸の弱い方は量を調整することを推奨します。
④ 屋外施設では、スリや置き引きのリスクがあります。席を離れる際は荷物管理に留意してください。
*********
今回ご紹介したのは、ペナン州の中でも観光地の中心であるPulau Pinang(ペナン島)の見どころです。一方で、ペナン州は島だけで完結する地域ではありません。海峡を渡った本土側、Seberang Peraiには、州の産業や物流を支える工業地帯や住宅開発エリア、ローカル色の濃い町並みが広がっています。
次月は、ペナン州のもう一つの顔ともいえるSeberang Peraiに焦点をあて、島側とは異なる視点からご紹介する予定です。
本レポートが、ペナン州訪問の際の参考になりましたら幸いです。
2. NTA MSBC活動レポート:マレーシアで本格フライトシミュレーター体験!『SimflightKL』訪問レポート
クアラルンプールは東南アジア有数の航空ハブ都市のひとつであり、KLIAを拠点に多くの国際線・国内線が運航しています。航空産業が比較的身近なマレーシアならではの体験として、今回訪問したのが本格的なフライトシミュレーター施設「SimflightKL」です。
遊園地型の簡易シミュレーターとは異なり、実機に近いコックピット環境で操縦体験ができる点が特徴です。
📍今回ご紹介する場所
『SimflightKL』Managed by Cabin Crew Academy KL(マレーシア・スバン空港内)
【1】施設概要
SimflightKLは、Airbus A320型機のコックピットを再現した固定式フライトシミュレーター施設です。実際の民間航空機と同様のグラスコックピット構成が再現されており、サイドスティックやスラストレバー、各種計器類を用いて操縦を行います。
本施設は航空関連教育を行うCabin Crew Academy KL が運営しており、一般向けの操縦体験のほか、航空志望者向けの入門講座や準備コースなども提供しています。
そのため体験内容も、単なるアトラクション型ではなく、基本的な操縦概念や機体システムの説明を交えながら進行され、非常に印象的でした。

↑施設エントランス
【2】今回参加したプログラム
Airbus A320 – Single 45 Minutes
今回体験したのは、45分間のA320操縦体験コースです。当日の流れは以下の通り;
① ブリーフィング
コックピット内の基本操作や主要計器の役割について説明を受けます。専門用語もありますが、段階的に説明されるため理解しやすい構成です。

↑ブリーフィングの様子
② フライト設定
出発空港・到着空港を選択可能。今回はクアラルンプール国際空港(KUL)を出発し、スバン空港(SZB)でタッチアンドゴーを行った後、KL市内上空を飛行し、KULへ戻るルートでした。天候(晴天・夜間・雨天など)の変更も可能です。
③ 離陸
滑走路へ進入し、推力を設定。規定速度に達した後、サイドスティックを操作して機首を引き上げます。実際に操縦席で離陸操作を行う瞬間は、想像以上に緊張感があります。
④ 巡航
A320特有の自動化システムについても簡単な説明があり、オートパイロット操作の流れも体験できます。
⑤ 着陸
最も難易度が高いのが着陸。高度・速度・姿勢を同時に管理しながら滑走路へ進入します。インストラクターの補助がありつつも、着地の瞬間は集中力が求められました。
ゲームとは異なり、複数の計器情報を同時に把握しながら判断する必要があります。

↑シミュレーター内部の様子。実際のコックピットさながらです!

↑インストラクターが隣につき、各種説明が行われます
【3】参考費用(2026年2月訪問時)
・Airbus A320 – Single 45 Minutes:RM199(約7,795円)
・Airbus A320 – Single 60 Minutes:RM299(約11,712円)
・Airbus A320 – 75 Minutes for 2 flyers:RM360(約14,101円)
※料金は変更の可能性があります
※事前予約制(公式ウェブサイトより予約可能)
(換算レート:RM1 = 39.17円(2026年2月13日現在)
【4】訪問を通じて感じたこと
今回の体験では、事前ブリーフィングから操縦中のインストラクターの指示まで、すべて英語で行われました。航空に関する専門知識がほとんどない状態での参加でしたが、説明は分かりやすく、大まかな流れや操作の意味を理解しながら進めることができました。
コックピットは実機さながらのリアルさで、スクリーンには離陸・上空・着陸時の景色がリアルに映し出されます。エンジン音や操作に応じた機体の動きも再現されており、想像以上に臨場感のある体験でした。
日本でも同じようなシミュレーター体験は存在しますが、「英語で操縦体験を行う」という点は、なかなか得難い経験かと思います。お子様と一緒に体験いただくことで航空分野への関心を深めるきっかけになるほか、将来パイロットや航空業界を志す学生の方にとっても、職業イメージを具体化する有意義な機会になるのではないかと思いました。

↑最後は記念撮影も行えますので、マレーシアでの思い出の一枚に!
当社では、企業様・教育機関様・留学エージェント様向けに、マレーシア現地ならではの体験型プログラムの情報提供・カスタマイズ等も承っております。
「おすすめのアクティビティを知りたい」「研修目的・学習目的に合わせてアレンジしたい」 などございましたら、お気軽にご相談ください。
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